内容説明
ビンゴ運悪くてに入れたETのレターセット、サンオイルの泣かせるドラマ、大流行した魔法のソックタッチ、どこか無理のあるウエッジ・ソールシューズ。あのころの定番は、汗だくで青春を生きていた僕たちの、たまらなくせつない思い出がぎっしり詰まってる。凄まじい収拾癖を持つ著者が披露する定番想い出物語。プラス小説2篇。
目次
E.T.のクリスマス
レイバンとプカシェル
ソフト&メロウな2月
1977年のスケボー
砂に捨てたサンオイル〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こっこ
1
★★★☆☆ トイレ本。70年代後半から80年前後の、東京を舞台にしたおしゃれでナウい「クリスタル世代(!)」のラブ・アフェアー・エッセイ+物語。ほぼ同時期に、ほぼ同じ東京で、根暗な拗らせ大学生していたこの私だが、やはり彼らKOボーイとは隔世の感、といおうか別世界の話のようにも感じる。それでも「あった、あった」って話も所々にあって、ついクスっとしてしまう。懐かしくなってしまう。おセンチになってしまう。ああいう奴ら大嫌いだったはずなのに。やっぱり羨ましかったのだろうね、どこかで。→ 。2019/05/25
あーさー
0
泉麻人さんが「想い出のもの」について綴った作品。途中からはエッセイではなくショートストーリーになり、そちらも嫌いではないのですが、個人的には全編エッセイで読みたかったです。2022/07/02