内容説明
ミッドウェーで大敗、ガダルカナル、サイパンと敗退をつづけた日本軍が、今次大戦の天王山とよび、「捷1号作戦」と名付け、海陸協同で戦ったフィリピンでの戦闘は、太平洋戦争中でも一、二の大作戦であった。陸軍は、“マレーの虎”との異名をとる山下奉文大将を司令官に登用、満州などから大兵力をぬき、これに備えた。しかしときは遅すぎた。「アイ・ハブ・リターンド」の言葉と共にマッカーサー元師は上陸、戦局はアメリカ軍有利に展開していく。
目次
レイテ決戦(惨憺たる陸戦;山下将軍の登場;作戦変更と大本営;アメリカ軍、予想外の進出;アメリカ軍、北部も制圧;軍旗と増援部隊が到着;生存者21人の第26師団;捨て身の落下傘隊;誇り高き“高砂部隊”;アメリカ側も判断に誤り;軍司令部も敗走;一路、死の逃避行;悲運の兵団、第68旅団 ほか)
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