内容説明
ニューヨークのバーで、名も知れぬ南洋の島のホテルで、東京はウォーターフロントのディスコで―。男は踊る、女は怒る、男は喋る、女は逃げる、男は走る、女は笑う…。昼も夜も、いつだって、みんな何かを求めてる。しなやかな発想と抜群の感度を余すところなく発揮した12の短編が造り出す、知的冒険に満ちた爽快な宇宙。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
晴見
1
初めての方にお勧めするなら、この本か「世間はスラップスティック」かな。まあ、こちらは短編集だけど。作家デビュー4,5年目の頃に書かれた12の短編。登場人物たちの拗ねた物言いに作者の癖が出ていて、堪らなく好き。どれもサクッと読めて、さくっと笑える。あとがきで、収録作だと「サイケデリック空港」や「地球防衛軍」が好きなジャンルと語っているが、これらの作品明らかに筒井康隆テイストのナンセンス文学である。『ウィークエンドシャッフル』では解説も書いている景山民夫の筒井康隆好きがさぞ伺える。2021/01/11
カンパネルラ
1
初期の短編集。落語ネタの「年ソバ」とかバブリーでオバカな青年のディスコのネタとかが笑えた。2009/06/26
munenori watanabe
1
まぁまぁ。☆2011/09/07
笑える本を読も男!
1
ユーモアからホラーまで、幅広いジャンルの短編がきゅっと12話収められた短編集。おススメ作品は「サイケデリック航空」。ユーモアの路線は「シュール」。系統としては三崎亜記の「二階扉をつけてください」を思わせるものがあり、かなり好きな話だった。2011/08/17
かわのふゆき
1
落語の時そばを聞いて読みたくなった2009/01/22




