内容説明
セカンドハンドのギターを手に入れた遠い夏の日、Bのコードがうまく鳴らなかった。そんな時代から今日に至るまで…。忌野清志郎とその時代はまさしく日本のロック、そしてロック少年たちの歴史である。著者も、そして清志郎も、そんな少年たちのONE OF THEMだった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tsukamg
3
再読。清志郎に文句はないが、著者の私見や感想がやや邪魔かなと。好きなあまり、よそを落としてキヨシを上げる書き方が目立った。ただ、そんなことしてもしなくてもボケーッとしてそうな、大らかな清志郎像も伝わってきたから、対比としてはいいのかな。2022/02/25
kokada_jnet
2
聞き書きによる、清志郎の自伝的内容。著者は「RCがアマチュア・バンドとして初めてテレビに出た時からずっとファンだった」「ひょんなことから、清志郎と友達になれた」などと書いているので。素人のファンの人かと思ったら。当時、キティ・レコードのRC担当の森川欣信という人のペンネームだとか。それならそう書いてくれよ。しかし、角川は死去にあたって、どうしてこの本を再刊しないのか。2009/08/24
ishida
1
読み直した。作者の主観がすこし鬱陶しいが、貴重な記録。2020/12/03
清新
1
この本が出た時、何度繰り返し読んだことでしょう。久々に本棚の隅にあるこの本を取り上げて見ました。一ヵ所、折り目がついていたところ。[彼は損得勘定で仕事はしないし、自分がどれほどのものかもよくわかっていない。スターらしい驕りもないし、およそ悩める芸術家でもない。あまり人に興味がない、新しい、古いなどどうでもいい。時間にもルーズ、約束事も悪気なく忘れる。人に世話になったとか、逆に世話をしたとか、そんなこと問題としないし差別もしない]今でも、清志郎の歌は、僕の支えだ。2020/10/15
derashine
1
今は絶版のようですね、通勤経路で「ご自由にお持ちください」ボックスに入っていたので何気なくいただいて読み始めましたが、ラッキーだったな。なかなか時代を感じさせて面白かった。素行や態度が悪いことで苦労しつつもそれがまた清志郎っぽくてロックでした。屋根裏は自分も思い入れがあるので感じ入るものがあったし、あの頃のライブハウスの熱気を振り返って面白かった。2019/02/05
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