内容説明
慶応３年３月半ば、三本檣の最新鋭蒸気軍艦が満帆に風を孕んで、富士を背に駿河湾を突っ走っていた。幕府がオランダに発注して建造した開陽丸を操っての１５人の幕府留学生の帰国であった。特に榎本釜次郎にとって、開陽丸は設計から完成まで逐一立ち会って来た、オランダ留学４年間の夢の結晶であった。北海・蝦夷の地に男のロマン、女の愛が燃える。年末時代劇スペシャル第４弾「五稜郭」原作。
感想・レビュー
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さっと
7
帯に曰く「日本テレビ系放映 年末時代劇スペシャル第4弾 五稜郭 原作」だけあって、映像活劇のごとく、ぽんぽんと話が進んでいきます。不要と思われるロマンスもテレビの時代劇特番の原作となればご愛嬌。そんなわけで、榎本武揚が好きなだけであまり期待せずに読んだけど、初めて知るような逸話もあり、極端に長くもなく、そこそこ楽しめました。それにしても思うのは旧幕、新政府とわず役者が多いこと。そして、いろいろなところでニアミスしてること。たくさんの青春が、志半ばで散ったこと。この時代、まだまだ学ぶことたくさんある！2016/11/24
Ayumi
0
一人一人の人生をもっと知りたくなった。2022/07/04
