内容説明
天文十二年(一五四三)、元服した長尾景虎は、地侍の反抗を制圧するために栃尾城に出陣。一糸乱れず兵を運用して大勝を博し、十四歳にして指揮官としての非凡の才を発揮した。その後、越後国中の諸侍たちを配下に従え、毘沙門典の化身と恐れられるようになった景虎に、宿敵、武田信玄との対決の時が…。生涯百戦して不敗。厚い信仰心と緻密な戦術。乱世にあって至誠を貫いた清廉の英傑、上杉謙信の実像を描いた戦国歴史巨篇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
委員長
2
戦国時代屈指の武将である上杉謙信の生涯を描いた作品。隙を見せればいつでも裏切り裏切られるのが当たり前の社会で義に生きた謙信像が見事に描かれてました。2018/08/16
ゆみゆみ
1
上杉謙信の生涯が詳細に書かれている。謙信は城攻めが苦手、とよく言われているが(小田原城を落とさなかったせいか)実は攻城の名手であったことがよくわかった。最後に景勝相手に戦法を論じているのが印象的だった。2013/04/26
ペケコ
0
★★☆☆☆ ::: 小説と日本史の参考書のチャンポンのようでした。2007/03/29
忍者千乗りの門戸開放
0
別管理していた読了リストより転記
ふみ
0
軍神・上杉謙信の生涯を描いた作品ということで期待しつつ読み始めたものの、正直ガッカリだった。戦国の世であり戦に明け暮れた人生だったのはわかるが、その数多の戦闘描写がどうにも淡々というか盛り上がりに欠けるというか…。謙信の実像とやらもあまり頭に入ってこない。後半は読むのもかなり億劫になってしまった。 津本氏の作品はこれまで「下天は夢か」のみ読んだことがあるが、その時はこんな感じは特になかったので、まあ肌に合わなかったというところだろう。2019/09/14
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