内容説明
日々失われつつある、昔の味、古き良き習慣、先人のものの考え方。急速に乏しくなってくる、人々の自然に対する知識や感性。―とはいえ、今も本物を生み出そうとする人たち、昔ながらの価値観を変えない生き方をする人たちもいる。天然自然を至上とする著者が、この国の豊かな恵みと本来の美しさを守ろうと、四季の俳句を織りまぜながら語りかける。
目次
芝生が嫌い
あさつきとヒトラー
夢二描く
桐の柾目のような
サビのきいた話
なんという国に
文化の母なる国の花
酔芙蓉のこと
五穀豊穣
妙なことを考えた〔ほか〕