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角川文庫
大江戸浮世絵暮らし―高橋克彦迷宮コレクション

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  • サイズ 文庫判/ページ数 206p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041704219
  • NDC分類 721.8
  • Cコード C0195

内容説明

浮世絵は芸術ではない。江戸の庶民のニュースメディアであり、日用品であり、遊びの道具だったのだ!たとえば呉服屋の前に居並ぶ、着飾った三人の美女。何の変哲もない美人画にみえるこの一枚の浮世絵、実は呉服問屋がスポンサーとなって製作した商品広告であった。ときにはカレンダーとして、ガイドマップとして、あるいは玩具としてつくられた浮世絵の数々。それを通してみえてくる江戸の庶民の楽しげで賑やかな暮らしぶり。高橋克彦が多数のカラー図版とともに、独自の視点で浮世絵の知られざる魅力を語りつくす。

目次

第1章 浮世絵は芸術か(一枚の浮世絵;見事に描かれた骨格 ほか)
第2章 浮世絵は日用品(浮世絵は生活必需品;江戸のカレンダー、「絵暦」 ほか)
第3章 浮世絵はゲームソフト(浮世絵は遊びである;「見立絵」 ほか)
第4章 情報としての浮世絵(江戸の情報;浮世絵の分業システム ほか)

著者等紹介

高橋克彦[タカハシカツヒコ]
1947年岩手県盛岡市生まれ。美術館勤務を経て、83年『写楽殺人事件』で江戸川乱歩賞を受賞、デビュー。その後、『総門谷』で吉川英治文学新人賞、『北斎殺人事件』で日本推理作家協会賞、『緋い記憶』で直木賞、『火怨』で吉川英治文学賞をそれぞれ受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

taku

15
芸術としての観点ではなく、江戸の庶民生活に深く根付いていた、娯楽としての浮世絵を楽しもうというコンセプトの本。当時の情報メディアであり、日用品であり、遊びの道具であったことを考察していて面白い。絵に仕掛けている遊び心も説明してくれるし、画像は多くはないけど、大半がカラーなので良い。注釈で絵師や用語の解説もあり、芸術性にこだわらない浮世絵の楽しみかたを教えてくれる。2016/01/14

まめの助

2
★★★☆☆浮世絵はもっと身近なものだったと教えてくれる入門書。浮世絵展に行ったことがきっかけで、すっかり虜に。 文学を読み解くのと同じように、その時代や生活を知ることでさらに理解出来る面白さ。 ただ格好いいなぁ。なんて見ていたのが今になって悔やまれるくらい分かりやすい解説だった。2016/07/09

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