角川文庫<br> 帝都物語〈第参番〉

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角川文庫
帝都物語〈第参番〉

  • 荒俣 宏【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 528p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041690260
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

“平将門の霊”との戦いに敗れ、加藤保憲は満州へと去った。だが、加藤の数々の秘術により、帝都の風水は脆弱し、内外から新たな魔人たちの胎動を促すことに…。一人は思想家・北一輝。血気に逸る青年将校らを背後から巧みに操り、特異な霊力で“昭和維新”を断行せんとしていた。そして、海外からは世界制覇を狙うメソニック協会の怪人・トマーゾ。“世界の眼”〈オクルス・ムンディ〉という究極の力を有し、混迷を極める帝都に恐るべき破壊工作を仕掛けてゆく―。二・二六事件から太平洋戦争まで暗黒の時代を背景に展開する大崩壊小説〈カタストロフィ・ノベル〉シリーズ第三弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェルナーの日記

111
本書は2編を収録。『魔王篇』は戦前・1935年以降、日本軍部は強硬派が大勢を占めていたが、辛うじて穏健派が政治を主導していた。だが超国家社会主義の怪物・北一輝の裏工作により陸軍皇道派が二・二六事件を引き起こす。その渦に辰宮雪子も巻き込まれる―― 『戦争篇』では大戦末期、敗戦濃厚状態を一発逆転すべく、巨大なテスラコイルを製造し大谷光瑞を中心に敵国首脳を呪殺する奇想天外な作戦を実施するもメソニック教会(フリーメイソン)の妖怪トマーゾの妨害で上手くいかなかった。そこで甘粕の要請に加藤保憲がトマーゾと対峙する――2016/05/11

文庫フリーク@灯れ松明の火

93
「起つべし!討つべし!」満洲に去った魔人・加藤に代り、青年将校を決起させ、昭和維新を為すべく暗躍する魔人・北一輝。彼と二・二六事件に絡み、高橋是清・中島莞爾・石原莞爾・甘粕正彦も登場。宮城占拠に失敗し、北一輝の野望を砕く将門の怨霊。そして時代は一気に敗戦間近い昭和二十年へ。本土爆撃の続く日本、近衛文麿から西本願寺の法主・大谷光瑞へ託された書状には「一、日本仏教界、露国スターリン呪殺のこと。一、日本神道会、米国ルーズベルト大統領呪殺のこと。一、その他修験系イスラーム教会、英国チャーチル呪殺のこと。」→続2015/08/08

備忘録

18
軍部が台頭してきた時期2·26事件とその後太平洋戦争末期の東京がそれぞれ舞台となる 満州に行ってしまっているらしい加藤の代わりに 北一輝とトマーゾがそれぞれ東京を破壊にかかる 2·26事件の部分は迫真に迫っていて緊張感があった どちらも歴史的な事実は崩さずにその裏の暗闘をしっかり描かれている2025/02/20

東京湾

17
舞台はいよいよ昭和へ。軍国主義へ躍進する日本、謀略を巡らす魔王・北一輝と動乱の2・26。帝都上空を覆いつくすB-29、トマーゾによって仕掛けられた破壊工作。残念ながら加藤は今回あまり目立った動きをしない。しかし北一輝の扇動によって近衛や青年将校たちが引き起こす二・ニ六事件と石原莞爾による鎮圧までの切迫に満ちた展開、またその青年将校の一人、中島と辰宮が娘、雪子との切ない恋、もはや狂気の様相を呈す本願寺僧たちの呪殺計画、満州で嗤う甘粕正彦と、書き起こしていけば見所はそれこそ山のようにある、実に面白い巻だった。2017/04/03

緋莢

15
<旧版5、11を加筆・訂正し、再編集したもの。>最後のページにこう書かれていて、えっ!!?となったのですが、wikiに<(10巻で)一旦完結であり、時系列を遡って外伝的に11、12が書かれた。角川文庫新装版は時系列順に配列>とあり納得。映画化されたのは前巻(旧版4巻)までで、この巻からは二・二六事件が近いところから始まります。国内では北一輝が〝昭和維新”を断行させようと暗躍し、加藤保憲は満州へと渡り、馬賊になります。様々な人物の思惑が入り乱れるスケールの大きさに圧倒されました。2019/05/05

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