内容説明
理解のある夫とエアロビクスのインストラクターという仕事をもって、おだやかに暮す恵子。けれど、愛車イモラでのツーリングで謎めいた「風のような男」に出会ってから、恵子の心はゆれ動く。もう一度、会いたい。そのためだけにすべてを賭けて、オートバイを走らせる。そして―。青空の引き裂くような、光につつまれるような、バイク乗りの快感とともに、愛の高揚と決別を描いた、新鮮なバイクノベルの登場!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かなっち
1
ハッピーエンドになるのかと思っていたら最後はとても切ないです。旅先で出会った中年の謎が多い男に魅かれる旦那のいる女ライダー。自分の気持ちが抑えられずに、旦那を置いて会えるかわからない旅に出てしまいます。最後はきっと風さんに会えたと思いたい。衝撃的な最期でした。2015/05/02
たか。
0
いつか自分もバイクで四万十川に行ってみよう。雨晴海岸にも行ってみたい。軽井沢の森泉山にある沼も探してみたい。そんな気持ちになりました。2011/04/09
丰
0
Y-11, 8版2000/09/30
かなっち
0
結婚しているのに出会ってしまった年上の男性。気持ちが抑えられずに突き進んでしまう心境がリアルに描かれています。切ない終わりが何とも言えないです。2020/06/07