角川文庫<br> 悪夢狩り

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角川文庫
悪夢狩り

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  • サイズ 文庫判/ページ数 352p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041671139
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

ベトナム戦争以降、米国が極秘に開発を進めていた恐るべき生物兵器―『ナイトメア90』と名付けられたその薬は、大脳を刺激し人間が眠らせている遺伝子情報を活性化させるというものだ。だが、この薬はチンパンジーに服用させると、瞬時にチンパンジーが未知の物体に変態してしまうという未完成のものであった。この薬が過激派環境保護団体に奪取され、一部が新種ドラッグとして日本の若者の手に渡ってしまった。フリーランスの軍事顧問・牧原は、秘密裡に事態を収拾するべく当局より依頼され、ひとり調査を開始するが…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

007

16
SFですな。読みやすかっし、展開も早くて面白かった。海外のSFアクション映画を観てる感じ。あけみや未知の行方については具体例に触れてなかったのでそれならそんな肉体関係もたなくてもよかったんじゃないか、と思う。構成としては。そんなに重要人物ではなかったのね。2014/10/27

Tomomi Yazaki

12
変身もののハイパー伝奇小説?キマイラ?ドクターモローの島?(懐かしい)デーモン族?(古い)水谷豊のバンパイア?(もっと古い!)。ある薬を飲むと、凶悪で強靭な身体を持つ殺戮生物に変貌する。じわじわと謎が解けるのではなく、なんと最初からネタばらし。読者の想像力をかきたてることを最初から放棄しているのだから、もっともっと怪物や戦闘は読者の想像を遥に超えるように、詳しくえげつなく生々しい描写として欲しかった。最後はなぜか映画のような終わり方だったけど、まさか、続編は無いでしょう。 2019/08/05

ファルコン

12
ハードボイルドというよりは怪物、ホラーものに近い。ある研究機関が開発した薬品がドラッグとして日本に持ち込まれ、事件が発生します。ドラッグと人体実験、戦争に対する警鐘の意味合いもあるのでしょうね。面白かったですが、何処かで似たような内容を読んだ気もしました。2014/02/17

あかつや

7
米軍開発の飲むとデーモン族のようになってしまう薬が流出し、お薬大好き少年たちの手に渡ってしまった。そんなやばい事態を何とかせいと依頼を受けた牧原プロが動き出す。これ設定は色々とユルユル。最悪都心に核攻撃もありうるって状況なら、そんな余裕持ってないで可能性のあるやつどんどんしょっぴけよとか、まだ若者の手に渡っただろう程度の段階で捜査のために高校に教師として潜入するって、それ動きにくくなるだけだろとか、ツッコミたいことは山とある。でもまあいいか、だってただの元傭兵より先生が元傭兵だったほうがかっこいいもんな。2019/11/27

Kaz

7
レビューを読んでいると賛否両論あるようですが、私は結構楽しめました。終わりはあっけなくってイマイチでしたが、中盤の蛸と蟹のあたりは興奮しました。昔読んだ漫画「寄生獣」を彷彿させました。2013/06/04

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