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角川文庫
義経幻殺録

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  • サイズ 文庫判/ページ数 310p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041662168
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

大正十年三月。芥川龍之介は、大阪毎日新聞の海外視察員として上海にいた。源義経が中国大陸で生き延び、その子孫が清帝国を建国したという説を証明する秘本を求めていたのだ。そこに何が記されているのか。相次いで起きる殺人事件、先々に現れる謎の青年、帰国した龍之介を待ち受けていたのは―。『ダビデの星の暗号』で活躍した若き日の龍之介が、大陸と日本を舞台に、連続殺人と秘本の謎に挑む、歴史ミステリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はらぺこ

64
『ダビデの暗号』から数年後の大正十年。大阪毎日新聞海外視察員時代の芥川龍之介が主人公。源義経が清国の祖と書かれた秘本『玉牒天オウ世系』の真偽をめぐる話と、謎の青年がダイヤモンドを探す話。 アンナは実在の人物らしいので何か関連する物を読んでみたい。 『ダビデの暗号』の内容は忘れましたが、たぶんコレを先に読めば若干楽しみを削がれるので順番に読む事をオススメします。『ダビデの暗号』がウンヌンカンヌンって部分があっても全く気にしない人ならこの本を単独でも大丈夫です。2013/05/06

とも

33
★★★☆当作は芥川隆之介を探偵役に、義経伝説を追う作品。とはいえ、よくある ”義経=ジンギスカン”説ではない。この表のテーマが真実よりかは、裏テーマについて、どちらかというと 作家がほんとうに伝えたかったのは こちらではないだろうか。よくよく考えれば、井沢作品には 表題のメインテーマとは別に、裏に潜む巨大な政治や経済、文化などについての真実の考察の方が、ほんとうに言いたいことなんではないかと。そう考えて読み直せば、新たな発見が生まれるのではないか、そんな思いを持ちながら、読み耽った作品であった。 2016/12/30

しーふぉ

10
芥川龍之介が探偵となり義経清祖説の謎を追う。明智小五郎が出て来たり、ロマノフ朝の遺児アナスタシアが出て来たり。2014/07/04

ちばっち

3
芥川龍之介が探偵役の2作目。菊池寛や某“名探偵”や超大物政治家など有名人が盛り沢山で食えない連中がウヨウヨしていてみんな怪しく思えてドキドキしました。色々な人が蔓延る明治時代しかも上海やロシア革命などが絡んできな臭さが倍増でした。実際にこんな事が起こっていても不思議ではない気が…。もっと読んでみたいのですがこれで打ち止めなのかな?黒幕が亡くなってしまったし。大隈重信が探偵役のお話もあるみたいなので次はそちらを読んでみようと思います。2014/06/29

カッキー

1
義経清祖説、ちょっと信じてみたい・・2015/03/16

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