内容説明
流民王国を突然の旱魃と飢饉が襲った。ようやく自給するための準備も整い始め、すべての活動は順調に進んでいるように思われていたが、夏を迎えても雨は降らず、民はただ力なく飢え死んでいくだけだった。水を司る青龍を率いる善女龍神を訪ねた皇子が見たものは、牢に閉じこめられていたはずの黒龍の姿だった―。妖魔を倒し、皇子は善女龍神を、そして流民王国を救えるか。
流民王国を突然の旱魃と飢饉が襲った。ようやく自給するための準備も整い始め、すべての活動は順調に進んでいるように思われていたが、夏を迎えても雨は降らず、民はただ力なく飢え死んでいくだけだった。水を司る青龍を率いる善女龍神を訪ねた皇子が見たものは、牢に閉じこめられていたはずの黒龍の姿だった―。妖魔を倒し、皇子は善女龍神を、そして流民王国を救えるか。