角川文庫
Sing〈3〉さよなら、イエスタディ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 302p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041646403
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

ノブと久実のライヴ活動もなんとか軌道にのってきた。そんなとき、久実の前に元恋人・晃が現れ、久実はすっかり舞い上がる。やがてノブは、その恋人の実態を知ってしまう…。ビンボー共同生活でつちかわれた友情と優しさに支えられ、大きな挫折を乗りこえるノブと久実…。今、2人は新たな一歩を踏み出していく…。大好評の青春ストーリー『Sing』シリーズ、感動のクライマックス。

著者等紹介

喜多嶋隆[キタジマタカシ]
5月10日東京生まれ。明治大学卒業。コピーライター、CFディレクターを経て、第36回小説現代新人賞を受賞し作家に。スピード感溢れる文体で、多くのファンを獲得している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おしゃべりメガネ

75
湘南ウクレレシリーズ第3弾にて完結です。ワケありサーファー「久実」とハワイ帰りの「ノブ」の二人は共同生活しながら、『ザ・ライス』という肩書きを持つちょっとしたアーティストでもあります。地元でささやかながらも地道にライブ活動を繰り返し、着実に成果をあげていきます。「久実」には元カレがあらわれ、すったもんだありましたが、そのことをきっかけに彼女は挫折していたサーファーの道へと再びチャレンジします。人は些細なコトでも、諦めず自分をそしてフォローしてくれる周りを信じていれば、きっと報われるのかもしれませんね。2024/06/27

斉藤らむね

1
挫折した経験にケリをつけないと、自信をもって生きていくことはできない。耳が痛い。挫折ばかりかもしれない。逃げたこともある。止めたことは山ほど。投げ出したことも。裏切られたこともあるけれど、その相手は他者よりも自分の方がずっと多い。違う何かを見つけて、そこで生きる。ひょっとしたら生きながらえる。駄目な自分に蓋をして、何とかやっていける場所で生きていく。ひょっとしたら誰かに寄っかかって。無様で格好悪くても、生き続けていかなくてはならない。格好良く生きたい。できないのなら、せめて必死に生きていきたい。2021/09/03

てるてる

1
ご都合主義な展開ではあると思う。苦しみもがいている中で、さらっと光が当たる。それでも彼ら一人ひとりの過去を考えれば、まあいいかと思える。音楽は彼らの心を確実に救っている。彼らにとっての音楽は、私の中では何なのだろうと、自分のことを考えるいい機会になった。2018/03/17

あべちゃん

1
気になってたシリーズの完結篇。このごろ喜多嶋さんを読んでなかったので読めてよかった…。なかなかあり得ない話だとは思うけど、とりあえず喜多嶋さんはお酒や食べ物が美味しそうに書いてくれればいいんです。それと素敵な音楽を挿入してくれればそれだけで読む価値ありです。2013/11/23

読み人知らず

1
銀行員がいい人に。大成功でないのがよい2012/05/23

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