内容説明
波の音だけが聞こえる静かな夜。悲しい想いに流した涙も、切ない程の心の迷いも、明日になれば、肌を焦がす真夏の太陽が乾かしてくれる。―ハワイ、ワイキキ・ビーチにある南十字星ホテル。僕は、プールの救助員兼探偵をしている。この熱い島のリゾート・ホテルを訪れた女の子たちの話しをしよう。とびきりチャーミングで、すてきにわがままな彼女たちの、少しホロ苦い６つの恋の物語。大好評『南十字星ホテルにて』シリーズ。
感想・レビュー
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おしゃべりメガネ
83
ハワイ、ワイキキビーチにあるリゾートホテル『南十字星（サザンクロス）ホテル』シリーズ第２弾。ホテルの監視員兼探偵「ケンジ」が本作でも大活躍してくれます。前作同様、展開は変わらずホテルで起きる様々なドタバタを時にミステリー調に、時にピュアなラヴストーリーに、そしてステキな人間ドラマへと綴られています。1990年の作品で携帯もなく、呼び出しにはポケベルが使われており、時代を感じますが、いつの時代も男女がお互いを思うキモチはとてもまっすぐで、自分に対する決断には勇気がいりますよね。読みやすくさらっと読了でした。2024/05/26
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- 和書
- 政友特報 〈昭和９年版〉
