内容説明
検察の強制捜査後、内部の軋轢と外圧にのたうつ大手都銀、朝日中央銀行。銀行の再生を願う北野たちミドルは、闇社会との関係を断ち切るべく立ち上がった。新執行部は株主総会を乗り切ったものの、前会長の自殺という悲劇を迎え、北野たちも動揺を隠せない。前会長からメッセージの込められた遺書を託された北野は、権力に固執する過去の呪縛の象徴、佐々木相談役に対決を挑む。闇社会との関係を排除し、行内の正常化を果たさない限り、銀行の明日はない。再生に向けて苦闘するミドルたちの姿を描く話題作、完結編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キムトモ
66
電)映画の印象は株主総会の練習と本番のシーンだけで…え゛〜こういうシーンあったっけ⁉︎という描写が続きラスト墓参りのシーンであ〜〜あったよなぁが感想。ミドル世代立ち回り(主人公気の回し過ぎじゃねーというところもありますが…)いくつかの呪縛が解けていく様子は良くやったと膝を打ちました。先輩へのリスペクト、同期との友情何ヶ所か涙ぐむところもあり、「こりゃやっぱり組織に属して給料をもらっているおじさんが読む実話に基づいたエンターテイメント作品だな」と呟いてしまいました…(ノ-_-)ノ~┻━┻早速映像確認です〜〜2018/06/28
しーふぉ
11
結局呪縛は完全には解けず。2014/02/24
Taro
8
面白かったですけど、実際に自分の会社やその周りにいる欲深い人達が頭に浮かんでしまい、ストーリーに集中できなくなりそうでした(笑)会社に100%依存せず、自分の価値観をきっちり持って生きていくことが、重要だなと改めて思いました。2012/05/26
ちゃあぼう
7
なかなか断ち切れない銀行の呪縛を解こうと行動する行内のミドルたちの苦悩や感情が事細かに描かれている。人は一度得た既得権益を何が何でも手放そうとしない生き物である浅ましい姿が、これでもかというほど描かれていて、何だか胸糞悪くなってくる。それでも、最後は一定の改善は見られ、これからの銀行が少しずつ良くなっていくような終わり方であった。登場人物たちの生々しい心情や行動などの描写はどの世界の現場にも当てはまるものなのでしょう。まだ続編があるので楽しみに読むと致します。2025/05/24
とみやん📖
7
あっという間に読みきりました。実際の事件をモチーフにしていてストーリーが一部予測できていてもこれだけ引き込まれるのは、流石です。四人組の必死さがとてもいい。映画も、見たくなりました。2016/05/27
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