内容説明
近代から現代までのあらゆるジャンルの文学作品の中から選び出した、正式表記ではないけれども心を魅きつける文字表現8140語を収録。例えば、「わけ」の項目には、曲直、事情、子細、所故、因縁、情事など18の熟語があげられる。ことばを「意味」から捉え分類したそれらの日本語には、知性とユーモアと想像力が感じられて、既成の文部省表記よりもヴィヴィッドで楽しい。日本語の多義性を追及し続ける現代言語セミナーの成果、史上はじめての、ことばと遊戯する字典。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
茂吉
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「読む」というより参考資料として「ひく」感じです。カタカナ語の当て字は「これまで漢字にしてしまうのか」と感心する。人名・国名などの固有名は言わずもがな。また、日本語の当て字表記は、基本単語(「みる」「くらい」など)の方がバリエーションがあって面白かった。できれば全部の項目・事例の出典や使用箇所を呈示して欲しかった。2010/03/25
丰
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Y-202006/08/24
Chunko
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これはずっと狙ってた本なので嬉しい。いろいろ役立ちそう。こういうのって広辞苑にも載ってないし。1995/11/14