角川文庫<br> 名将 佐竹義宣

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角川文庫
名将 佐竹義宣

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  • サイズ 文庫判/ページ数 494p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041633533
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

北の伊達、南の北条とつばぜり合いを演じてきた弱小戦国大名・佐竹義宣は、豊臣秀吉の小田原攻めに馳せ参じ、将来を秀吉に賭けた。石田三成の支持を得て一躍常陸の大大名にのし上がった義宣に、隣国の徳川家康は挟撃を警戒、しきりに誼みを通じようと接近を図る。豊臣政権の存続こそが佐竹の安泰と見る義宣は、三成、上杉景勝の家老・直江兼続と盟約を結ぶが…。「関ヶ原」の運命を握った男が最後に選んだ生き残りの戦略。

著者等紹介

南原幹雄[ナンバラミキオ]
1938年、東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。73年、「女絵地獄」で第21回小説現代新人賞、81年、『闇と影の百年戦争』で第2回吉川英治文学新人賞、97年、『銭五の海』で第17回日本文芸大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Willie the Wildcat

21
一貫性の土台は”義”。義を前提とした策略、謀略、そして戦略。父・義重との異見も、「家」の立ち位置でも、軸はぶれない。一方、義宣の人間形成の過程、そして政治、戦の観点で「名将」たる所以の詳細が、もう少し欲しいところ。故に、”時勢”だけでその後の衰退を語るような流れが、もったいない気がする。家康、そして関が原における二極化への時勢の印象が強くなっている読後感・・・。2014/01/08

トシ

3
地元の初代藩主なので、読んでみた。おかげで関ヶ原の戦い前後の動きがよくわかった2017/12/22

とし

3
タイトルに偽りあり、です。これじゃあ、どこが「名将」なのだかさっぱりわからない。佐竹義宣ほどの将を描いていながら、主人公が戦場で活躍する場面が結局一回もない。遊女屋で女買うのはまあ良いとしても、地元の地侍を陳腐なだまし討ちで皆殺しにしたり、「合戦で勝つことは難しいから」という理由で家康に暗殺仕掛けたりと、描くことがいちいち「ん?」って感じだし、その行動原理は「関東百万石」というどこまでも個人的な私欲。この描き方では主人公が浮かばれまい。せめて大坂の陣での活躍を描いてあげればよかったのに。2014/05/30

ゆうへい

2
佐竹義宣の生き方や葛藤が描かれています。関ヶ原合戦の後、曖昧な態度で秋田に移封されました。泰平の世になると、今の秋田県の礎を築いた功績はとても印象的です。

えびえび

2
歴史の流れに一々お節介に顔を出す義宣がウザいかな。お家騒動が短いので佐竹家の物語としては弱いですね。関ヶ原前後の流れを掴むには良いかもしれません。

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