角川文庫<br> 付き馬屋おえん 女郎蜘蛛の挑戦

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角川文庫
付き馬屋おえん 女郎蜘蛛の挑戦

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  • サイズ 文庫判/ページ数 318p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041633410
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

弁天屋のおえんは付き馬屋が稼業。「焦げついたツケを遊女屋にかわって取りたてる商売」だ。江戸の不夜城・吉原で、今日も不埒な客に手を焼いた見世から依頼が舞い込む。板に付いてきた馬屋稼業に、最近はなぜか枕さがし(盗難)や足抜き(脱走)、怪我をした芸者からの賠償請求といった風変わりな依頼も増えて、評判は上々。妖艶な女悪党、天神屋おとよ・通称「女郎蜘蛛」との因縁の対決に挑む表題作をはじめ、美貌のヒロインが悪党に下す鉄槌の数々。おなじみの啖呵と鉤縄で、おえんの活躍が光る痛快連作時代小説。

著者等紹介

南原幹雄[ナンバラミキオ]
1938年、東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。『女絵地獄』で小説現代新人賞、『闇と影の百年戦争』で吉川英治文学新人賞を受賞、『銭五の海』で日本文芸大賞受賞
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

icchiy

8
付き馬屋おえんシリーズの「女郎蜘蛛の挑戦」、「吉原水鏡」、「おんな三十六景」の3冊をまとめ読み♪ 付き馬屋とは吉原遊郭で遊んだわいいもののお代を払わないとか、なんだかかんだと難癖を付けるお客の言い分を見世に代わって取り立てる商売である。女主人おえんとその助っ人である男性陣を中心に付き馬屋VS悪徳客の構図。勧善懲悪でなんでそんなに悪役が弱いの?という突っ込みどころ満載ではあるけど、読んでしまうんですよねぇ~^^ 2018/08/19

renren

1
これは偉大なるマンネリなのかもしれない…。取り立て依頼→身辺調査→対象が攻撃を仕掛けてくる→おえん一党ますます燃える、特に伏線もなく対象の致命的な弱み発見、水戸黄門の印籠の如くつきつける→対象がっくり、「俺の負けだ払うよ」。8時47分に印籠が出るような決まった展開を予定調和で心地よいと思うかもやもやするかでこのシリーズを楽しめるかが決まるかも知れない。下の方の感想にもありますが、裏から暴漢に襲わせて痛めつける程度の悪党ならそんな弱み掴まれたら即口封じですよね…不思議★2012/12/13

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