内容説明
不思議な旅人の衆であった。一人は黒い肌に隆たる筋骨の巨躯、渡来の大剣を背にした万源九郎。一人は忍にして名は申。いま一人は豊臣秀頼の血を享けた運命の娘舞。天下騒乱の禍根を絶つべく徳川方の刺客が舞の命をつけ狙う。が舞には蘭と名乗るもうひとつの魂が宿っていた。己を天空よりの使者だという。天より墜ちた鬼船は何を語るのか―。縦横無尽に歴史をぶった斬る超時代伝奇ロマン。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紫
1
『大帝の剣』シリーズ三巻目。いままで巻き込まれ型主人公扱いだった万源九郎の出生が語られ、さらに三巻目にしてタイトルの理由を数行でさらっと説明。源九郎と土蜘蛛衆の戦いあり、舞の出生、蘭の正体も語られて、ようやく物語が本格的に動き始めたか……と思いきや、え?そこで出番おしまい? ものすごく拍子抜けなのであります。今回、牡丹=天草四郎の直接の出番はなく、回想シーンで宮本武蔵との対決が描かれる程度。やっぱり、武蔵の方が主役みたい。新キャラクターもどんどん増えて、最後は出オチで柳生十兵衛登場で次巻に続く。星3つ。2020/03/02
なるかみ憂
0
★★★2005/04/19
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- 和書
- イノベーション入門