内容説明
大きなセルの黒縁眼鏡をかけて、派手なプリントのルーズなスウェットに、ワイルド・ウォッシュのダボダボジーンズのひどく小柄な娘。娘というよりは、少女だ。綾乃さやか、21歳。職業は、うれないイラストレーター。あだ名はバニー。けど、その正体は“地上界天使”。超スローモーションの世界に入った男や、亜空間の“腸迷宮”に落ち込んだ予備校生を、全身から放出させる愛のオルゴン・エナジーで、どーんどん助けだす。フラッパー・ヘアーのキュートでセクシーな、スナッピィ・バニー大活躍の新シリーズ。
目次
だんなはアル虫
フリー・アルバイターは時間病
青年は“豆の木”を登る
予備校生は悪夢を這う
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
23
「バービーズ」より笑いました! 異次元とかオルゴン・エネルギーとか、まさに岬さんのお得意の世界です。いきなりイラストレーターが天使になってしまうというのは、無茶だけど、こういう強引さも笑いのひとつ。ファミコンが出てくるのは、時代を感じますね。あとがきを読むと、ぬゎんと(思わず口調がうつってしまった)続編がありそう。しかし本を見つけるのは難しそうだなあ。2015/12/30
舟華
3
短編4つ。昭和のライトノベルというところか。ぬわんと()地上で天使をやっている主人公がいろんなところで不思議な出来事に遭遇して困っている人を助けに行く話。普段は人間なんだけど助けに入るときに天使に変身?する。だいぶ意味不明でちょっとえっちな変な空気感だった。なんだこれは。2025/02/04
ayumyn
2
くだらないとかくだらなくないとかいう次元の話ではなく、あとがきにもあるようにこれは作者の業として受け入れるしかない。作者はこの話を「ギャグでごまかしつつエッチだったりする」と思っているらしい…が、全編を通してかなり滑っている上に、性的モチーフの無駄遣いとしか言いようがない。やる気が出ないときに読むと「さすがにこんな本を読むぐらいなら仕事しよう」と思わせてくれること請け合い。2016/02/12
1977年から
1
1988年