角川文庫<br> 天河伝説殺人事件〈上〉 (改版)

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角川文庫
天河伝説殺人事件〈上〉 (改版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041607701
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

能の水上流宗家・和憲には、和鷹、秀美という二人の孫がいた。異母兄妹にあたるこの二人のうち、どちらかが将来宗家を継ぐだろうといわれていた。しかし、和鷹が舞台で「道成寺」を舞っている最中、鐘の中から姿をあらわしたその瞬間、観客が目にしたのは和鷹の変わり果てた姿だった!センセーショナルな謎の死に注目が集まる中、和憲の行方もわからなくなり…。名探偵・浅見光彦が挑んだ、最大級の難事件が新装版で登場。

著者等紹介

内田康夫[ウチダヤスオ]
東京都出身、現在は軽井沢に在住。1980年、『死者の木霊』を自費出版してデビュー。82年には、浅見光彦が初めて登場する『後鳥羽伝説殺人事件』を上梓。以来、全国を旅して日本人の心の琴線に触れるミステリーを書き続けている。08年3月、第11回日本ミステリー文学大賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

セウテス

79
【浅見光彦シリーズ】第21弾、上巻。新宿で起こった毒殺事件と、能の水上流宗家後継候補和鷹の舞台上での突然死が、どの様に絡み合うのか。新宿で毒殺された男は、天河神社の鈴を握りしめており、仕事で吉野を訪れていた光彦は、一人の老人と出逢い天河神社を知る。上巻は事件のあらましと、人物紹介が主な所だが、いつもの様に警察と関わる事になる。問題は自分の身元を隠そうとする気持ちの強さからか、警察に対する態度が剰りにも良くない。読者がこの態度をとる事はお勧め出来ないし、読んでいて腹立たしく気分が悪くなる表現は違和感がある。2022/10/12

がたやぴん

39
シリーズ23。能楽を題材にした作品。設定として、生前の光彦パパが大蔵官僚であり、戦後の動乱期に伝統美術や伝統芸能を保護しようと尽力したことがある。この設定は度々使われる便利なものだ。 下巻につづく。2015/05/04

あおさわ

14
上下巻にしてるせいか、事件までの導入が少し長く、能の薀蓄が満載でちょっと興味を惹かれました。つかみはそれほどではないんですが、事件が動き始めると面白くなってきます。そして毎度おなじみ嫌味な刑事さんたちと、手のひら返し;;いい人なのに浅見さんいつも胡散臭そうに見られてるなあ;;中心的な事件とは別に、もう一つある男性が新宿で殺される事件も 徐々に絡み始め、少しずつひっかかってきたところで次の事件。 誰が何の目的で動き、なぜ「こういう形」になって事件が現れたのか。 下巻でまとまるのが楽しみです。2014/12/14

リズ

11
テレビドラマをみて、面白かったので、読みました。ストーリー展開は読者を引き込む様に描かれています。予測どおりに、ならない結末読み応えありますね。2014/02/04

浅見陽一郎

8
久しぶりに、浅見光彦シリーズ 最も有名な作品2022/10/20

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