内容説明
数々の名作を生んだ十一人の巨匠が、混迷の時代に神火を灯す森羅万象の世界。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カワセミ440
3
これも書棚の奥から。30年近く前に買った本なんだろうけど大正昭和初期の文豪たちのオムニバス。ホラーっていうか奇譚集みたいなものか。今読むとやっぱり文章が新鮮だ。川端康成さんなんて代表作以外ほとんど読んだことないけど『片腕』とか読むと結構ヘンな一面もあったようだ。ステイホームがなかったら読むことなかったと思う。6月1日から図書館は開くそうだ。2020/05/29
lyrical_otoca
1
収録作自体は面白かったけど「現代ホラー傑作選」っていうシリーズアンソロジーなのに作品が古すぎる。平成7年の刊行なのに夏目漱石や森鴎外の作品あるのはちょっと趣旨違うだろ……の気持ちが強い。編者が悪いとしか言えん。何かこの5巻だけタイムスリップしたように作品が現代ホラーではなくて現代ホラー期待してるとガッカリかも。2025/05/27
ユキ
1
日本文学ホラー全集みたいなオムニバス。芥川、漱石、太宰などが収録されている。震えるような怖さはないもののどれもこれも面白い。石川淳の灰色のマントや鏡花の化鳥は自分好みだった。2015/06/30
いるとん
1
ホラーと云う程ではありませんでしたが、文豪たちの短編集としては読んで良かったと思います。2013/08/15
みなみ
0
なるほどなあ……明治大正あたりのいわゆるブンゴーのホラー作品集なので、ホラー読めるぞ~というよりブンゴーのお話読めるぞ~という感じです2017/09/07