出版社内容情報
内田 康夫[ウチダ ヤスオ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
セウテス
43
〔再読〕光彦は頭の上がらない母に頼まれ、代わりとして陶芸の展示会に行くことに。そこで会話をした人物が、ホテルの部屋で殺害され『佐用姫の』というメッセージが残されていた。佐用姫は佐賀県の伝説に登場する悲運の姫と分かり、光彦は佐賀県へと向かう。いつも通り佐賀県の美しい景色に名所を巡る説明は、シリーズの特徴で頭に思い浮かぶ程素晴らしい描写です。第二の殺人のトリックは現代ならではの発想で、この後似た仕掛けが多くの他作品に使われています。ヒロイン達の哀しい過去や心情が細やかに描かれ、此こそ内田ミステリーと言えます。2014/09/29
十六夜(いざよい)
10
佐賀だけに焼き物にまつわる話と、佐用姫の悲しい言い伝えを交えた浅見光彦シリーズ。毎度ながらに光彦は必ず刑事に疑われてしまう。もういっそ印籠のようにお兄さんの名刺でも首から下げてたらどうだろうか。2019/02/13
Midori Nozawa
9
いつ読んだか、内容も忘れてしまいました。でもこの本を読み、佐賀に行きたくなりました。呼子の朝市でイカを食べたり。有田焼の焼き物のお店をたくさん覗きました。
ヨー
9
ふぅむ、今回は陶芸家。自分には合わなかった2019/10/09
しんた
8
岡山の佐用とは関係なかった。舞台は佐賀唐津。唐津駅から西は未知の土地だが、陶磁器に興味が出ていきたくなった。呼子のイカも食べたい。2017/12/23