出版社内容情報
内田 康夫[ウチダ ヤスオ]
著・文・その他
内容説明
東京の北への玄関口、上野駅に再開発計画があるという。地上300mの超高層駅ビル、不忍池地下の大駐車場。地元の下町では賛成派と反対派に意見が分かれていた。大林繭美はタウン誌を発行しながら、この愛すべき街を守ろうと忙しい毎日を送っていた。ある日、ルポライター浅見光彦は軽井沢の作家から1通の奇妙な手紙を託された。そして、数日後、差出人は谷中霊園で「自殺」した。情緒あふれる東京の下町に浅見光彦の推理が冴える書き下ろしミステリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
十六夜(いざよい)
12
上野駅の取り壊しか、存続かで二分になってしまった谷中で、光彦の依頼人が殺された。光彦は現地で確執の背景を探ろうとするが、また密室で死者が出てしまい…。ヒロインの繭子は最後までイマイチだった。またしても光彦お馴染みの、お兄さんで警察ビビるが見れて良かった。2018/11/12
Kiyoshi Utsugi
5
内田康夫の「上野谷中殺人事件」を読了しました。 浅見光彦シリーズの一つで、上野と谷中(谷根千なので他に根津、千駄木も含んでます)を舞台にしたものです。 軽井沢のセンセのところに建設会社で働く26歳の寺山孝次から事件の調査依頼が舞い込みます。 調査開始が遅れたこともあって、この寺山孝次は殺されてしまいます。 それからはいつものように浅見光彦が推理をして犯人が誰なのかを解き明かすというものです。 谷根千は何度かブラブラと歩いたこともあって、興味深く読むことが出来ました。2019/07/02
Chili
4
結構、面白かった。再開発が絡む話は、これに限らず多い。2025/04/22
ピコ
4
比較的短くてサラッと読めるけど、浅見光彦シリーズのお約束もあって雰囲気は好き。シリーズの他の作品をたくさん読んでいると、少し物足りなさはあるかな。2023/10/21
チャーシュー
4
今回は描写のキツくないものを選びました。 上野、谷中が舞台でしたのでスラスラ読めました。 2018/06/24
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