内容説明
能の水上流の後継者と目されていた和鷹の急死に続き、宗家和憲も謎の死を…。一方、大阪へ行くと言っていたサラリーマン川島は東京で何者かに殺された。その後、川島が持っていた天河神社のお守りである「五十鈴」は和憲の物であることが判明した。川島と水上家のつながりは?禁断の「雨降らしの面」が意味するものは?水上家に隠された暗い秘密。事件はいよいよ最後の舞台・天川へ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
背番号10@せばてん。
27
1991年5月23日読了。浅見光彦シリーズ第23弾。97年のドラマの主なキャストは、辰巳琢郎(当時39歳)、細川直美(当時23歳)。あらすじはもちろん、忘却の彼方。(2023年5月19日入力) 1991/05/23
くらげ@
4
(☆☆☆☆)京都に向う途中で読了。天河神社までには間に合わなかった(>_<)。。子を思う気持ちが悲劇を生みだすのが悲しい。刑罰だけが罪のつぐない方ではないと改めて思う。2012/05/11
だっち
2
★★★⭐︎⭐︎33年ぶりに読了。読めば読むほど改めて、人をくった部分や、少し真面目すぎる部分含めて、浅見光彦は水谷豊がピッタリだったと思う。2024/05/15
退院した雨巫女。
2
《母‐図書館》【再読】我が子を護るはずが…。まさかの結末。友達のためにしたことで…。悲しすぎる。2013/03/05
Ringo☆
1
大切な人を想う気持ちが悲劇を生み出してしまう…哀しいお話。最後の場面は…どう解釈したら良いのか…、ちょっとスッキリしない終わり方だなぁ~とは思いましたが。でもそれが、物語の、秋から冬にかかる吉野や天河の物悲しい雰囲気と重なって、哀しくも美しい余韻が残った…。また、天河神社へ行きたくなりました♪(o^^o)以前、映画版(と言っても、映画版と原作では微妙に設定が違うみたいですね…)を観たハズなのに、ほとんど忘れていたので、わりと新鮮な気持ちで読めたのも良かった☆2014/09/26