内容説明
天才と謳われた老詐欺師喜多三平は、３年前、旧知の秋山大介にまんまと騙されて刑務所に入った。この屈辱、この恨み、きっとかたきをとってやる。やって仮出所したその日に、声をかけてきたのは昔の女の鈴子とその家族。憎っくき秋山は、大きなサラ金会社を経営していた。そこで始まる復讐大作戦。三平と鈴子の家族は、あっと驚く騙しのテクニックを駆使して、秋山ばかりか日本有数の大企業まで手玉にとる大活躍…個性豊かなペテン師たちが入り乱れる、痛快無比のコン・ゲーム長編！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミクロかめ
10
詐欺師のお話なので、途中、何が嘘で誰が何を知ってるのかごちゃっとしてしまいました(笑)でも最後はすっきりしたし、人を騙してお金を取ることが美学と信じてる人ばかりなのに爽やかな気分で終われました。不思議。2016/01/22
がるっち
7
バブル期の作品ってのはよく分かる。ペテンのし掛けにドキドキ、ハラハラ。これ次もありそう。2012/06/08
Nomura Chie
1
結構正義感溢れたペテン師たちでした。実際の詐欺師とは真逆かもしれませんが、肩が凝らずに楽しめました。宗田さんの本はとても久しぶり「ぼくらの七日間戦争」以来です。17登録とは、読んでいる人が驚くほど少ないネ2014/11/16
夢現
0
弱者が強者をやっつけるという話が宗田作品には多いと思う。これはその代表と言える作品だと感じる。2017/01/05
-
- 電子書籍
- 俺様シークの花嫁奴隷（分冊版） 【第1…
