内容説明
昭和５０年代はじめ。大学は卒業したものの、仕事も恋人も思うようにならない日々。が、真理子の心は、天才作家としてのデビュー、芥川賞受賞へとタイムスリップ―。夢と挫折、愛と憎しみ、妄想と野心が入り混じった、まばゆいまでの「青春」の足跡が綴られた日記、手紙を全公開します。それらは、やがて直木賞を受賞する真理子文学の「原点」そのもので、さらに、創作とはちがう生の迫力、たくまざるユーモアが満ちあふれているのです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sau
2
手紙はもちろんやりとりしているんだろうけど、片方のみってのと、当時の言葉遣いもあり、やや狂気を感じる。 2021/02/012021/02/01
Sreyda
1
うまくいってない時代の日記からの、多忙な時代の日記。その飛躍具合が面白い。2015/04/13
にゃおりん
1
若い頃の林真理子の文章は、パワーがあっておもしろい。2009/09/24
Deer Book
0
デビュー前からの日記、最初は1977年。全財産が800円くらいという今では考えられないような林さんの生活。2019/08/10
