角川文庫<br> 永田町の“都の西北”―小説早稲田大学〈前編〉

角川文庫
永田町の“都の西北”―小説早稲田大学〈前編〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 432p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784041571064
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0131

内容説明

創政会の旗あげをはたした竹下登が、上気した顔で“キャピトル東急”の一間に姿をあらわした。報道陣のフラッシュと76名の国会議員が拍手で迎えた。社会党の武藤山治、公明党の大久保直彦、民社党の大内啓伍。そして元気であれば、共産党の津金佑近の顔もあったはずである。壇上にのぼった竹下は、正面の田中六助の遺影に深く一礼すると口をひらいた。会場の一隅から「いよーっ、竹下総理!」の声が掛かり、藤波孝生、小渕恵三、三塚博らが、期待をこめて笑顔でうなずいた。その時から、国会のもう一つの大派閥国会稲門会が、天下取りに動きだした。

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