内容説明
地獄に堕ちるときは、お前も一緒―。都で拾われた異様な容貌の童子は、鬼丸と名づけられた。火の神を祀る、下界とは隔絶した生活を営む山部一族の“東の荘”に下男として仕えた鬼丸は、ここで当主の娘・絹と宿命的な出会いをした。絹も、鬼丸の狂気のような野性に強く惹かれていく。これが、恐しい愛の悲劇の幕明けだった…。本書は、激しく劇的に生きた男女の凄じい愛憎を描いた、エミリ・ブロンテの名作「嵐が丘」を、吉田喜重監督が、日本の中世に舞台を移したシナリオを書き、笠井潔が小説化したものです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hata2
0
映画は未見。後半は面白いが、うまく映像化されているだろうか？とも思う。2017/08/13
