感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ねむりねずみ
4
解説を読んで、加世子の性質が腑に落ちた気がした。自分と、重ねられてしまうのが、物語に簡単にたゆたえるという意味では快だけど、なぜ重ねられてしまうのか考えると不快である。こんな人生をおくらない自信はあるが、似ている部分がありそうで不快である。;各章のタイトルが、その章の印象的な場所の文章そのままなのが、よい。と思う。;駅に据え付けられた、自由に借りていっていい本棚的なところに、カバーもなく古ぼけてあったから、この本のイメージは、数十年前の古本なのに、一昔前くらいの近代的なようで微妙なモノレールの夜。2015/05/23
みい
0
kindle版にて。随分昔に読んだことを懐かしく思い出します。自分自身の生活がその頃と全く変わってしまったので、加世子と恭の自分勝手な生き方に反感を覚えますが、当時はこんな恋愛もおしゃれだと思っていた事を思い出しました。2019/01/06