感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Gamemaker_K
12
山際さんって、ウエットなシーンを思いっきり乾いた筆致で書き流しながらしっかり心をつかんでくるんだ。小田和正がもう70超えていて、普通のしゃべりでは実におじいさんな声になっているけど歌うとオフコースなんだよなあ。すごいよなあ。もう一度だけ、ヤスさんと一緒にオフコースの曲をやってほしいんだが、難しいのかな。・・・オフコースの曲の中で一番好きなのは「秋の気配」だ。今年もようやくその曲が合う季節になった(まだちょっと暑いけどね)。自分の人生でも秋にいろんなことが起こっている。今年も何かいいこと起きないかなあ。2019/10/04
うえぴー
3
何気なく手にとって、一気に読んでしまいました。オフコースにどっぷり入れ込んでいた時期があったので、「解散」の陰にこんな物語がひそんでいたのか……と感慨もひとしおでした。解散後のメンバーがそれぞれに活躍している現在を知っているからこそ、平静に読むことができるけれど、刊行直後だったら手に取るのをためらってしまったかも。音楽業界から縁遠いノンフィクションライターの山際氏が書いたのも良かった。当時無名に近かったが、今では大御所の人々が出てくるのも楽しい。本文中に出てくる曲名を脳内再生しながら読みました。2013/11/04
わらびん
1
小田和正77歳、2025年ツアーに合わせ読んだ。オフコースも含めファンではなく、紹介されて初の小田ツアーに参加。事前に揃えたセトリをアップルミュージックで聴きながら読了。オフコースの休業前の時期を密着しているが、初期メンバー2人の信頼とリスペクト、鈴木の音楽への葛藤というか想いか、が書かれていて、当時小学生の私は名前しか知らなかったオフコースは、今、読んで振り返ると解散は必然だったのかと思う。当時の書籍と音源、そして今の有明アリーナで目の前の広がる光景、古褪せない、人を感度させるすばらしさが胸に刺さる2025/08/06
stki5236
1
★★★☆☆2018/10/17
Ito Akira
0
僕らの時代は皆がこのハンドの曲に浸った。でも、じつはその頃バンド内では何かが終っていた。純粋な曲の内容とは対照的にビジネスライクなバンド運営が存在したことなど、考えてもみなかった。スポーツライターである山際氏のメンバーに対する見事な洞察と描写に引き込まれた。いつかオフコースの再結成があるなら、必ず行きたい。言葉にできない思いを抱えたままの時代を思い出しに。2015/05/02
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