内容説明
東京で銀行強盗が発生。現場にいた青年・栗原太郎の活躍で、強盗は逮捕される。だが、強盗が「栗原も共犯だ」と証言し始め、栗原は姿を消す。十津川警部が彼の素性を探ると、親に捨てられ福祉施設で育った過去が判明。彼が拾われたときに入っていた箱には「キリ」という文字が記されていた。文字を手がかりに能登に向かった十津川は、予期せぬ事態に巻き込まれ…。キリコ祭りの能登を舞台にした、傑作長編トラベル・ミステリー。
著者等紹介
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
1930年東京生まれ。65年『天使の傷痕』で江戸川乱歩賞受賞。81年『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞受賞。2004年には第8回日本ミステリー文学大賞を受賞。トラベル・ミステリーで活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あかさ
6
失敗した銀行強盗が、人生をかけた復讐劇の一部だったとは。祭りをヒントに過去を解明していくのはおもしろかったけれど、推理が勘頼りというかご都合主義的な感じがして、ちょっと物足りなかった。2012/01/29
タカシ
2
ただの銀行強盗から復讐劇が始まるとは。2011/10/01
ごんごん
2
面白かった。 様々な人との会話、その中での攻防。 詰問と圧力がよく表現されていて、読んでてドキドキしました。 ただ、惜しむらくは終わり方。 好みなのでしょうが、俺にはあっさりしすぎてたと感じました。2011/02/15
りき
1
おもしろかった(^○^)2012/06/25