内容説明
警視庁捜査一課の若い刑事、三田村は、四国へ旅に出たまま行方不明になってしまった叔父夫婦を探し出すため、従妹と一緒に旅に出た。ところが旅の途中で二人が乗った特急「しまんと」の車中で殺人事件が発生し、さらに足摺岬での転落死事件を巡り、叔父が殺人の容疑者として追われることになった…。二つの事件を結ぶ見えない糸を辿り、十津川と亀井は四国へ向うが、そこには恐ろしい罠が…。腐敗した大組織に怒りを込めて敢然と立ち向う、名コンビ十津川、亀井の人気絶頂長編トラベルミステリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
8
「勝手に列車祭」第157弾。この本は2冊あり文庫コレクションは234冊目となり、長編であった。。。平成 4年 6月25日 初版。食堂のおやじのいらぬ世話から始まる。新興宗教がらみの犯罪で、吾等が十津川警部の鬼の追及が始まる。結局は土地などの金目当てであったが、「あ!オオムじゃん」と思うほどであった。でもハッピーエンドは久しぶりかもしれない。2017/04/26
カズザク
1
またまた約 30年ぶりの再読。今回は、四国を走る特急が舞台。瀬戸大橋が開通した頃に書かれた小説?記憶が定かでない…。失踪ではなく、親娘が仕組んだ計画?二人で一緒にいる時間が長くなれば、今までとは違う感情が芽生えるはずが…自分達の知らない所で悪い偶然が重なり、気が付けば命を狙われるという、緊迫感・緊張感満載の時間を一緒に過ごす事に。より濃密で濃厚な時間を一緒に過ごした事で、結果として2人の距離が急接近…めでたしめでたしである。教祖の発見と死、真の黒幕の死とその後の真実の暴露は、あまりにも強引に展開させ過ぎ?2024/01/14
コマンドー者
1
80年代後期の十津川もの長編。今回は部下の三田村が事件に巻き込まれる。叔父の殺人容疑ネタはやや強引だが、後半からの新興宗教絡みのネタは緊迫感十分で描かれる。2022/07/02
め
1
★☆☆☆☆図書館2017/10/09
ココアにんにく
0
1992年12月読了 文庫版発売後即購入
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- 和書
- ハートメイカー