内容説明
〈当雪見ホテルはオープニング記念として貴方を無料招待致します〉突然届けられた招待状が、5人の招待客の運命を狂わせた!雪に閉ざされ、人里離れたホテルで次々と起こる血の惨劇。招待客同士の間で湧きあがる疑惑と殺意。惨殺者の狙いは何か?人間の運命を狂わせたある出来事を描く、「雪は死の粧い」他7編を収録した、切れ味鋭い推理傑作集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
桂 渓位
4
短編集📙 十津川警部があまりに有名過ぎるきらいもありますが、この本を読むと、西村先生がいかに多彩な作家だったか、改めて思い知らされます✨ 特に死霊の島は、80年代の角川映画を彷彿させる話でした。2022/04/02
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
3
昭和62年10月25日 初版2016/04/11
浅木原
2
8編の初期短編集。初期長編の原型っぽい話が多め。特に「雪は死の粧い」は完全に『殺しの双曲線』の山荘パートで、これに双子強盗をくっつけるアイデアがどこから出てきたんだろう。ベストはオチの切れ味が優れた「脅迫者」と「三十億円の期待」かな。どちらも読み口がわりと凡庸な分、かえってオチの鮮やかさが映える。しかし個人的に一番好きなのは最後の「死霊の島」。お得意の孤島もので『幻の女』かと思ったらミステリじゃなく伝奇ホラーでびっくりしたでござる。こんなのも書くんだねえ。全体としては水準西村短編集という雰囲気。2016/02/08
キャサ
1
短編集
ココアにんにく
1
1993年読了
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