角川文庫<br> 目撃者を消せ

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角川文庫
目撃者を消せ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 240p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041527184
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

小さな運送会社を経営している太田信次が殺された。被害者に恨みを持つ数多くの人間の中から、3人の容疑者が浮びあがった。お金を借りていた同業者の村松。会社を辞めさせられた的場。恋人を太田に奪われた平沢。各々太田を殺す有力な動機があった。犯人を絞り切れないまま、捜査は難行した。その上、犯行当時、蛍の光みたいなものを見たという奇妙な目撃者も現われて…。表題作他6編を収録した、オリジナル短編集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

エヌ氏の部屋でノックの音が・・・

8
昭和62年 5月25日 初版。。。「勝手に列車祭」第125弾。この本は2冊あり文庫コレクション242冊目であった。。。雑誌の読み切りを集めた短編集であった。昭和62年発行だが、昭和39年~昭和42年の作品であった。表題作は、真夜中に受験勉強の高校生が休憩の折に空き地に目をやると、何か光るものを見てしまう。その光が腕時計の蛍光塗料による蓄光の光(これも古い。)であった。燐寸ももう分からないのではなかろうか。表紙のサイレンのパトカーも見たことがあるかどうか不明である。(太陽にほえろ!はこれだったかな。)2016/09/20

浅木原

2
最初期、60年代の短編7編。最初の数編は単に淡々としてるだけの捜査話で美点が見出しにくいけど、徐々に事件を通して社会を描こうという初期西村らしい作品になっていく感じの並び。ベストは暴力団員連続殺害事件を追う「八番目の死」かな。今でいうと薬丸岳系の話をこの分量でさらっとまとめ、『汚染海域』や『盗まれた都市』なんかを思い出させる仕上がりの佳作。そのあとの法廷物「ある証言」、最後のミッシング・リンクもの「暗い部屋から」も悪くない。やっぱり初期西村はちょっと気負ってるぐらいの方が面白いですね。2016/02/19

コマンドー者

1
西村氏が江戸川乱歩賞受賞前に発表していた最初期の短編を集めた作品。まだメジャーになる前の作品だが、ツボを心得た安定した仕上がりで、それなりに今読んでも十分面白いのはさすがである。2021/11/01

キャサ

1
短編集

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