内容説明
ときに絶海の孤島で海亀に出会い、ときに三角ベース野球で汗まみれになり、ときにウニホヤナマコのうまさを熱く語る。子供らたずねて三千里の道もなんのその。そんな中でも忘れない、掟のような日課とは…。朝のヒンズースクワット、一日一麺、そして夜には酒を飲む!これがシーナの日常なのだ!!ビール片手にわしわしつづる、人生のヨロコビがたっぷりつまった極上エッセイ。
目次
あほばかスーツの日々
あるく魚とわらう風
春のハリセンボン
哀愁のコレクション
読書のヨロコビ
活字が踊る発熱頭
ゆったりのんびり旅の本
もしももしもで夜がふける
夢見た島で
すすめ三角ベース団〔ほか〕
著者等紹介
椎名誠[シイナマコト]
1944年、東京生まれ。作家。「本の雑誌」編集長。写真家、映画監督としても活躍。『犬の系譜』で吉川英治文学新人賞を、『アド・バード』で日本SF大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
62
「ガサゴソ」の次に出た文庫だが、原著はこちらが6年先行。その分だけ書きっぷりが若い気がする。サケの話に限らず、なんでも取り上げたエッセイ。118ページは読んでいて大爆笑した。さて探検隊員(兼・担当編集者)の沢田さんの解説を読んで、シーナ本の奥深さに、改めてう~むとうなってしまった。つい笑って読み飛ばしてしまうのだが、旅や経験に裏打ちされた視線のとらえ方は、ただものではない。文章をよく検討してみたら、端正で的確な表現このうえないのだ。どしどし読める魅力がここにあったのだと、その秘密を見たような気がした。2020/10/20
ダンスにホン!ころりん
7
20120425初版発行 199904本の雑誌社刊行「むは力」を改題文庫化 130427読了 無人島の本の話でまた読みたい本が増えてしまった。「サンタとふしぎなながれ星」阿佐ヶ谷駅から南極まで鉄道がつながっているって奇想天外な本を特に読みたい。2013/04/27
feodor
6
またしてもシーナさんの本。本の話とかは心ひかれるけれども、10年以上前の話だとなかなか難しい。 そして、あいかわらずにフハフハ的なうまそう話とか、三角ベースなどのおじさん元気話が、読んでいて元気になる。シーナさんの本に元気をもらうようになったなあって感じるのはおじさん化なのだろうか。2010/05/04
時代
5
椎名さんのエッセイ! 私もこんな大人になりたい!憧れです! 無人島キャンプ やってみるかな。ふふふ。◎2012/09/24
にやり
4
沢野氏のイラストが入ってるから赤マントと勘違いしかけた。ビール話がメインと思いきや、濃い話が多くてうぅむとなった。2013/01/20
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