感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おか
70
三毛猫ホームズシリーズ 3作目。頭が重ーくなる読書が続いていたので 救いを求めるが如く 数時間で読了(//∇//)赤川さんにしては 凄惨な場面があるけど それでも 読むのがやめられない程 スイスイ読めた( ◠‿◠ )色々な危機があるけど 絶対に切り抜けるという読み手の自信があるので 安心できるんですよね( ◠‿◠ )赤川さん 感謝です╰(*´︶`*)╯♡2018/10/10
セウテス
56
三毛猫ホームズシリーズ三作目。郊外のニュータウンの奥地に、地主の女主人がネコ達と暮らしていたのですが、その女主人が殺され一緒にいた十一匹のネコたちも同時に殺されます。それから、ネコの呪いの様にタウンで次々と殺人事件が起こり始めます。いつものドタバタ劇ストーリーですが、ある人物(立子)が何者だったのかを敢えて曖昧にして怪談の雰囲気を出しています。読者の中で、結論の分かれる処です。今回も悲しい背景があるのですが、登場人物が飄々と自分の味を出しているので、シリアスになりすぎずテンポよく読みやすい作品です。2014/09/03
本木英朗
31
〈三毛猫ホームズ〉シリーズ第3作目である。旧作では20回近く読んでいたが、今回新たに新作で読んでみた。西多摩の一角を開発したニュータウンの大団地で、子供が次々と謎の事故に見舞われた。一方、近くの旧村で、付近の住人から〈猫屋敷〉と呼ばれる家の女主人・石沢常代が、11匹の猫とともに何者かによって切り殺されて……という話から始まる。一応、真犯人が誰かってところは分かったけれど、それでもちょっと駄目な感じだろうか、今の俺的には。まあ、別にいいけれどさ。……とりあえず以上です。2023/06/11
白雪ちょこ
31
今回は猫中心の物語となっており、「怪談」となっているように、ゾッとするようなシーンも多く思われた。 特に、表紙にもなっている「赤い猫」の正体に気づく片山達に、揃ってゾクリとした。 相変わらず、晴美と石津刑事の一歩手前の関係性が可愛らしい。 晴美のことに少し鈍感すぎる片山刑事に、個人的にはイライラした部分もあったが、内容としては最後まで楽しむことができた。 土地や金絡みになると、人間家族であろうと目が眩むもの。 そういった欲のドロついた部分も、上手く描かれていた。 もっとこのシリーズを、読破したい。2022/04/30
ビグ
25
どうやら一冊飛ばして読んだらしく、石津がレギュラーメンバーに加わっている。猫屋敷の地主殺しから始まり化け猫の仕業かと思わせる殺しが続く。バカバカしいと思いながらも殺しがあってものんびりとした雰囲気を味わう。これ、昭和50年代の作品なんだけど、50才後半を老人と表現していることにビックリ。私も初老扱いされる〜💧2021/07/22