内容説明
団地に住む一人の主婦が殺された―。彼女の葬儀の日、7年ぶりに顔を合わせた“悪い仲間”たち。現在は、会社社長、ピアニスト、主婦、それぞれが安息の日々を過ごしている。その平和をおびやかすように、仲間の一人を殺したあいつが帰って来たのだ。一方、会社社長の背後に忍び寄る、刑事と婦人警官の影。一人、また一人と仲間があいつの手で殺されてゆく…。悪と悪の対決―最後に残るのは誰だ。悪の哀しさと友情を描いた傑作サスペンス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はるな
12
団地に住む主婦が殺された。彼女の葬儀に集まった昔の仲間たちは、“あいつ”を止めることを決意する。 一気読みでした。この疾走感と読みやすさ、さすが赤川さん。でもこの結末は…。裏表紙に「悪の哀しさ」とあるけど、ほんとにそうだ。面白かったけど、少しやるせなさも残る、複雑な読後感。2018/08/02
momo
2
再読。人の名前がたくさん出てくるので最初は「誰だっけ?」と前の頁に戻って確かめていたが、読んでいるうちに頭の中に人物像がちゃんと出来上がっていた。さすが赤川次郎。各章が数頁ずつなので、ちょっとした時間に少しずつ読めます。2012/10/08
まもるっち
1
団地に住む一人の主婦が殺された。彼女の葬儀の日、7年ぶりに顔を合わせた悪い仲間たち。悪と悪の対決。悪の哀しさと友情を描いた傑作サスペンス。2012/06/26
二分五厘
0
1991.6.21
ipusiron
0
1997/7/11読了