内容説明
星泉18歳。幼いころ母を亡くし、去年父も交通事故で死んで天涯孤独の一人ぼっち。ところが父の死をきっかけに〈目高組〉という消滅寸前のヤクザの組長になるはめとなり、麻薬をめぐる抗争に巻き込まれ、大暴れ…その後〈目高組〉も解散。あれから1年。少しは女らしくなった泉に、また大騒動が!今度は地上げ屋がからんできて、さて泉はどうなる?ベストセラー「セーラー服と機関銃」のその後を描く、待望の青春ラブ・サスペンス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふう
7
なんだかこの星泉は薬師丸ってイメージじゃない…と思ってたらラストの「星泉親分!卒業おめでとう!」の垂れ幕でいきなり薬師丸ひろ子に重なった。おまけに映画の中で泉が"愛した男たち"を思い出してちょっとウルッとしたりしてw 機関銃ぶっ放して泉が頬を傷つけちゃうのは映画を踏まえてのご愛嬌かな。”現実”とリンクして湯川が福山雅治化するより全然マシだけどw2011/02/14
よっぴ
6
青春小説。作者の本を読むといつも「さよなら」の言葉を思い出す。。有名な前作は遥か昔に読んでいましたが、続編の存在を知り、手に取りました。。内容は期待どうり!読み易く軽い味付け。しかし分かりやすく爽快であり楽しませてもらえました。主人公、星泉の活躍はまだまだ続きを読みたい。もう続編は出ないのかな…。◆BOOK・OFF1052012/08/15
水無月十六(ニール・フィレル)
5
赤川本人のいう「大人の童話」が本作でもまさに当てはまると思う。青春ミステリーの良作。肩肘張らずに気楽に読むことができる。つい最近映画化されていたのはこちらのようで、前作より少しドロドロした展開が繰り広げられるも、読み応えはあっさりしていて面白かった。伏線も最後にはまとめられていて、新キャラクターは前作より薄味の感は多少あったが相変わらず印象に残りやすい。文字通り星泉はこれで高校を卒業し、新たな人生を踏み出すのだ。2016/10/23
Rストーブ
2
セーラー服と機関銃 に続いて、 時代を感じながら読破。 これも 実写版あったのか?2017/07/15
ゆい
2
再読。セーラー服と機関銃の続編。目高組解散後、泉ちゃんが高3になってからのお話です。組長の弟子志望の女の子が出てきたり、泉ちゃんがある男性にほのかな恋心を抱いたり!?本作も彼女の優しさと度胸に元気をもらえます。2014/07/16