内容説明
16歳の香里は友だちから、TVドラマ“ガラスの家”をみているか、ときかれる。登場人物が香里の家族とそっくりだというのである…。ドラマと実在の家庭で起こる事件が同時進行する「理由なき反抗」。妻の身代わりとなって、刑務所に入った男。20年ぶりに出所してみれば、そこはまるで別世界のように驚くことばかりであった。当の妻は事業に精をだして金持ちになっていたし、娘は刑務所の体験を手記にして雑誌に載せるといって、あっけらかんとしていた…。戸惑う男の心理を映しだす「埋もれた青春」。いずれもゆるやかな恐怖を包み込みながら、ユーモアとサスペンスに満ちあふれた“懐かしの名画ミステリー”5編を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
haru_QP
3
赤川次郎は「読みやすくて、リアリティよりも物語としての面白さ」というイメージだったけど、この作品はちょっとリアル寄りな印象もあって面白かったな。2018/05/26
ちょび〜
2
地味にミステリー2015/03/23
nyanlay
2
実は始めての赤川作品。短編集だったので読みやすかった。でもこれがミステリ?って感じでもあったかなぁ・・・2011/07/14
Wagtail
1
ショート5作、どれも面白い。終わり方に余韻が残っていい感じ。2018/10/12
ねずみひろし
1
初めて赤川次郎さんの作品読みました。短編集で読みやすかったし、ユーモアもあり楽しめました。 2015/01/18
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- 週刊東洋経済 2017年12月2日号 …