内容説明
小柄で、よく締まったスポーティな体つきの宮川佐知子は25歳のOL。両親を飛行機事故で失い、大学をやめて働きながら弟の面倒を見ている。しっかりものの姉と甘えん坊の弟という構図である。その弟の秀一が、恋人とドライブ中に人を轢いてしまった!死んだ男の所持品には「K物産課長真山一郎」の名刺と、「五千万用意しないと一週間以内に娘の命はない」という宛先のない脅迫状が一通。真山とは何者?そして娘はどこに?タイムリミットは一週間!殺し屋、闇のシンジケート。謎の人物辰巳が入り乱れて…。小憎らしい悪党に心惹かれていく女性心理を描くサスペンス・ミステリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
しのぶ
2
いろいろなところで「辰巳に恋をした」という感想を耳にしたので読んでみました。 メリット 読みやすい文章と続きが気になるジェットコースター小説。睡眠時間を削って読み耽りました。 デメリット 主人公の佐知子が頭悪すぎて魅力を感じなかった。辰巳も別にそれほど…私の好きなタイプじゃなかったのかな。やっぱり私には片山義太郎さんが一番だわ。2021/04/08
眠りスナメリ
2
中学生のころ読み漁った赤川次郎作品の中でも、特に印象に残っている一冊。2016/12/14
chiezo39
2
読んだのは学生の頃だけど、赤川次郎作品の中で一番好きかな♪
𝓚𝓸𝓉𝓸
2
OLの主人公が、人を轢いてしまった弟を助けるために奔走しながら事件に巻き込まれて行く話です(?← 赤川さんわあるどでございました。2011/12/02
オダ
1
唯一の肉親である弟の為に大学を辞めてバリバリ働いていた宮川佐知子だったが……カスの弟が女とデート中に人を轢き殺した! 佐知子は死体の後始末をし……そこから詐欺、誘拐、殺し屋、果ては裏の組織まで現れる怒涛の1週間がはじまる……。ヤバかった。何がヤバいって「赤川次郎せんせいは地の文を一段落2行以上書いたら自分の手を刺すとか、そういうペナルティを負ってるのかな?」ってくらい常に文章が簡潔でとんでもなくスピーディーに事が進んでいく「80年代のライトノベルか?」って作品だった……。2024/02/13




