感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kazitu
50
久しぶりに赤川次郎を手にとってみた。青春ミステリーです。十三歳の少女の眼を通してみた一種の諷刺小説的ニュアンスがあり、とても読みやすい。 昔の小説です。😊2021/11/17
Ayah Book
9
某サガンさんのようなオシャレな滑り出し、13歳の資産家令嬢ユキ、可愛いけれどドライな女の子。父が死に、母と海辺の別荘へ。ひと夏の冒険。。。フランス映画になってもおかしくない始まりから、気狂いじみたラストへ突っ走る。色々突っ込みどころは満載だし、道徳的にもどうかと思うけれども、嫌いじゃないかな。2019/11/18
うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
9
パパの突然の死。でも私は知ってるの。ママがパパを殺したってことを・・。13歳とはとても思えないドライな少女が主人公。色々な感情に振り回されっぱなしの私にとって、主人公のこのドライさがちょっと羨ましいかも。★★★2009/11/18
はなくま
3
赤川次郎の作品で一番好き。傷付いた彼女たちの永い夏は、波の音とともにいつまでも心に残り続けるのだろう。大人の世界は醜くて自分もあんな風になるのかと思うと怖くて堪らない。少女に潜む殺意の影は裏切り者への制裁へと変わる。2013/09/15
れいら
2
避暑地の別荘に来た13歳のお嬢様ユキコの周辺で巻き起こる殺人事件の数々 13歳とは思えないませたお嬢さんの言動が不思議でした。30年くらい前の小説だからか、なんとなく昭和を感じられて良かった2020/05/27