内容説明
大戦中、単機米国本土上陸を果たした海軍搭乗員の「英雄的行為」。華々しい新型機をよそに、最終型の零戦を与えられた熟練パイロットの矜持。新鋭夜間戦闘機「極光」の偵察員席で、漆黒の闇の中からB‐29を発見する人間レーダーと呼ばれた男の静かな闘い。真珠湾から終戦まで、日の丸と対峙し続けた米軍パイロットの意地と誇り。過酷な戦場となった空の片隅で、珠玉の活躍ぶりを見せた名脇役の機体と男たちを描く11の物語。
目次
第1話 加州下駄ばき訪問記
第2話 夢幻滑走路
第3話 うしろの撃墜王
第4話 龍虎戦線
第5話 最後の零戦
第6話 大艇漂流記
第7話 暁のドッグファイト
第8話 オーロラが消えた夜
第9話 鉄鯱狩り
第10話 独眼流皆伝
第11話 ベアキャット・ライダー
著者等紹介
川又千秋[カワマタチアキ]
1948年12月4日、北海道小樽市生。慶應義塾大学文学部(国文学専攻)卒業後、博報堂制作部勤務。76年「夢のカメラ」でデビュー。80年より著述専業。81年『火星人先史』で星雲賞、84年『幻詩狩り』で日本SF大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぱちお
1
何で疾風と烈風が同じなんだろう。何でファントムが飛んでるのだろうと、途中まで架空戦記だとはわからなかった。また、エンジンパワーがないの大きくなってしまった烈風はベアキャット、コルセアと どう戦えばいいのだろう。2020/08/19
Darbytime
0
軍用機とパイロットにまつわるエピソード集。なんとなく手にとったので途中まで架空戦記だと気づかなかった。2014/01/19
ペンギンTAKA
0
ラバ空外伝の再録だが、書き下ろしに練習機型閃風対FH-1ファントム戦闘機のエピソード、独眼流免許皆伝が収録されているのは買う価値あったかも……。2011/04/15