感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒコ
2
吉田茂を中心とした第1部構成。第1部だけでも完結しますが、日本の政治の流れを知る為にも是非第8部まで読破したい。策士三木武吉なる政治家をはじめて本書で知りましたが、ウイットに富んだ人だったのではと思います。2013/01/02
ガタコ
1
図書館本。かなり古い本になりますね。 身近な知人にすすめられて読んでみた。現在現役の政治家の方のお祖父様に当たる方が何名か実名で登場したりするので、感慨深く読み進めることができました。 歴史的にも勉強になるかと思います。 でもまだまだ私にはもう少し知識が必要かなと(^_^;) 続きがあるようなので、ぜひ読んでみたい本ですね。 2022/10/03
スズキパル
1
さいとうたかをのコミカライズ版で昔読んだ内容を思い出しながら。党人政治家やマスコミへの不信と憎悪を隠すことなく、ひたすらワンマンに政治への信念を貫き通す吉田茂と、心の奥で吉田通じ合うものを感じながらも、党人政治家として吉田政権打倒をに執念を燃やす三木武吉の争いがドラマチック。エピローグとも言える終盤2章では吉田学校の門下生である池田勇人と佐藤栄作の友情を引き裂く熾烈な権力争いが描かれ、権力の魔性を浮かび上がらせている。コミカライズ版より原作の方が、政治家のキャラ立てや心理描写が精緻に書かれている印象。2018/05/28