わたしは99歳のアーティスト―古ぎれコラージュとひとりの暮らし

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  • サイズ A5判/ページ数 126p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784140311868
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C2077

内容説明

「わたし、今、最高に幸せですよ」99歳の静子さんが語る、古ぎれコラージュとひとり暮らしのこと。心の持ちようから衣食住まで、“幸せな老後”のヒントがここに。作品約50点も収載。

目次

第1章 古ぎれコラージュとわたし
第2章 創作のみなもとは、家族
第3章 73歳自分の足で歩む人生の始まり
第4章 衣食住も“もったいない”精神で暮らす
第5章 99歳幸せなひとり暮らしの心得
第6章 心の中に住む大切な人たち
最終章 「夢中になれることを、お持ちなさい!」

著者等紹介

三星静子[ミツボシシズコ]
1913(大正2)年、石川県生まれ。古ぎれコラージュ作家。1932(昭和7)年に結婚後、東京に。戦争のため、1944年からの数年間、故郷・石川での疎開生活を経験。1951年に再び東京に戻り、現在に至る。専業主婦として3男1女(長女は日本刺繍作家・草乃しずか氏)の子育てをしながら、暮らしに必要な和裁、洋裁のほか、趣味としての手芸を楽しんできたが、2005(平成17)年、日本橋高島屋遊工房にて古ぎれコラージュの個展を開催し、作家としてデビュー(92歳)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Smileえっちゃん

36
92歳で古布コラージュ作家としてデビューされ、今も一人暮らしされている99歳の三星さん。もったいない精神で、ご主人や子供さんの思い出の品をアートに変えてしまう。とても99歳とは思えないような、素適な作品ばかり・・・すべてのものには命があることを教えられました。 「年をとって、夢中になれるものがあるって、宝物を持っているようなものね」 と言われてる言葉が残ります。2015/03/22

kanki

15
戦後の食糧難を工夫して苦労して生きぬいた。今は古ぎれを工夫してアートに。素敵です♪2021/10/01

あつこんぐ

12
実際に三星さんの作品を見てみたいなぁ。99歳でも自分のことを自分で出来るってことが凄いです。朗らかそうに見えるけど、芯が強いおばあちゃんなんでしょうね。もっと長生きしてたくさんの作品を見せてほしいです。2013/09/07

マーブル

9
息子や娘との同居の誘いを断りひとりで暮らす。灯油の入れ方も、風呂を焚くこともわからない。みんな夫がやってくれていた。腰が痛い。耳が遠い。買い物はヘルパーさんが一週間分をまとめてしてくれる。枕元には高齢者緊急通報システムのペンダント。さびしさや、身体の不調もコラージュをしている時は忘れている。どんなデザインにするか。どんな布を使うか。ずっと捨てずにとってあった布。金銭的にあまり余裕のなかった頃の生活の延長。が、何でもお金で手に入れられた人生よりも、頭を使って工夫し、自らのペースで楽しむ。それが財産。 2024/08/21

nontama9

9
以前に読みかけてそれきりになっていたのを引っ張り出して改めて最初から一気に読みました。なぜか深く感じ入ってしまいました。(独身だからとかそういう理由ではなく)今、自分が精神的に孤独だからか、三星さんの言葉に何度も涙してしまいました。私も静かなところに住みたくなりました。自然との向き合い方や、人間らしい生活について考えさせられました。また、たくさんの素敵な作品のお写真。私の1番のお気に入りは「華くじゃく」です♪2014/01/20

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