内容説明
「私は母に殺されたの」ミステリー作家の丹野は妻・怜子から奇妙な事を言われる。死ぬ間際に育ての親が怜子に言い残したという謎の言葉の意味を探るうちに33年前のバス事故にたどりつく。触れてはいけない過去。そして最後に彼が見つけた衝撃の真実とは―!?死者を見る能力をもつ不思議な男が結ぶ4つの物語。生者と死者の憎しみとエロスを描いた血迷う人々の連作短篇集。
著者等紹介
鎌田敏夫[カマタトシオ]
『金曜日の妻たちへ』『男女7人夏物語』『ニューヨーク恋物語』などのテレビドラマを手がける
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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じゅんぢ
29
幽霊が見える=ホラーで終わってて残念。その先もっと踏み込んで書いてほしかった。2019/02/17
まめなやつ【多摩市多摩センター整体マッサージ】
2
霊が見えたら怖いよなぁ、嫌だなぁ、と思いながら読んだ。自分の心の中の怖い部分を”霊のせい”にしてしまうのは卑怯だよなぁとも思った。2015/03/24
よしりん
2
久しぶりの鎌田敏夫作品。‘金妻’シリーズとか昔はよく読んだな~なのでこんな作風だったっけ?って感じ(-.-) ホラー文庫だからかな…2013/08/07
Darbytime
1
恨み妬みのホラー短篇集。三番目の話はどう考えても遺伝です。オチの話は無くても別に良かったと思う。2013/12/07
光雲
1
幽霊を見ることができる男の短編集。 何かイマイチ印象に残りませんでした。不倫をしている女性を心底憎む女性や、人を好きになるあまり病的になる女など幽霊というより女性心理が怖かったような。2012/07/09