角川文庫<br> Cの悲劇

角川文庫
Cの悲劇

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  • サイズ 文庫判/ページ数 321p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041445303
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

結婚十周年をむかえた芦田和賢と千巻。夫は在宅勤務を認められたコンピュータのシステム・エンジニア、妻はテニスのコーチ。子供をもつことはできなかったが、二人は東京郊外の閑静な住宅街に一戸建をもち、何の不自由もない優雅な生活を送っていた。千巻は、この満ち足りた生活が壊れてしまうことなど想像もしていない。しかし、隣りに一人の男が越して来たときから、二人の日常を破壊していく悲劇がはじまった…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

K K

3
残念ながら今回はあまり面白くなかったかも。夏樹静子大好きだから、残念。ただこの時代にコンピュータ犯罪についてここまで掘り下げているのは素晴らしいの一言。2016/10/02

こーちゃん

2
中学生くらいの頃に父親のを読んだ以来、約30年振りに再読。2時間サスペンスドラマみたいな内容で、取り立てて秀逸なところはないのだけれど、それでも一気読みで読了。ベストセラー作家の文章力ってのは凄いなと思います。千巻の思考や行動は男性目線だとイライラしてしまうのだけど、女性作家だからこそのリアリティーなんでしょうね。2024/06/10

グラスホッパー

2
夏樹静子、よく読んだ。でも、ほとんど内容を忘れている。 この作品も、初読のように感じた。 読みやすく、整合性があるラストで、よかった。2019/06/11

ぴよきん

2
主人公の女性の思いがいまひとつ理解できなくて・・・。無理やりコンピュータ業界の話にしなくても良かったような気もします。2011/06/22

con

1
情報セキュリティに関する考え方が確立してない時代の企業秘密を巡る攻防がストーリーの背景となっている。本書で述べられている内容は現在でも教訓となり得る。例えば、在宅勤務の際の情報の取り扱い、外部記憶媒体の管理(本書ではフロッピーが簡単に盗られている)、パスワードの管理(本書では紙にメモして持ち歩く)、同業他社との接触等。さらに、本書では触れられてない(そういう時代になる前と思われる)が、プログラムの権利は特許出願するか営業秘密として管理する等。2025/08/12

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