内容説明
人間の生活は、つきつめれば誰しも感謝と謝罪の二語につきるのではないか―。日々襲いかかる病魔と闘い、一人遺言をしたためながら胸に浮かぶ、時、人、言葉…。作家デビュー以後の軌跡を刻む本書の執筆再開を願いながら、ついに叶うことなく七十七歳の生涯を終えた著者が最後に遺した、魂を揺さぶる感動の書。
目次
第1章 苦難をテーマに
第2章 心臓発作
第3章 別離
第4章 母二人逝く
第5章 悲しみを乗りこえて
第6章 激しき痛み
第7章 思いがけない事件
第8章 死を覚悟して生きる
第9章 人はなぜ生きるか
第10章 ちいろば先生を辿る旅
第11章 神の恵みの旅
著者等紹介
三浦綾子[ミウラアヤコ]
1922年、北海道旭川市生まれ。旭川市立高女卒。朝日新聞社の懸賞小説に『氷点』が入選、大ベストセラーとなる。99年、77歳で逝去
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