出版社内容情報
1990年前後の3年あまりの間に出会った忘れ得ぬ人、印象的な風景。ふと開いたページ、何気ない一行のなかに、生きることの尊さを教えてくれる言葉が随所に散りばめられた珠玉の日記エッセイ。
内容説明
夫と過ごす静かな日々のなかで出会った忘れられぬ人。心を過ぎる聖書の言葉。生と死、健康と老い、家族のこと…。『母』『銃口』執筆の過程を綴りながら、生かされてあることに感謝を捧げ続けた生の記録。ふと開いた何気ない一頁、一行のなかに「生きる」糧となる言葉がちりばめられた珠玉の日記エッセイ。
目次
第1章 命を限りに咲く
第2章 なすに時あり
第3章 老いもまた人生
第4章 空の色は「愛」の色
第5章 新たな病気の予感の中で
著者等紹介
三浦綾子[ミウラアヤコ]
1922年、北海道旭川市生まれ。旭川市立高女卒。朝日新聞社の懸賞小説に『氷点』が入選、大ベストセラーとなる。人間の原罪などをテーマに、『塩狩峠』『海嶺』『母』『銃口』など多数の著書を遺した。99年、77歳で逝去
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